海月(クラゲ)

日が傾いて外を歩く君はまるで吸血鬼のようだ。


それともねっとりと液体化した夕方の空気を漂うクラゲだろうか


菊千代と竹千代ほど仲の良い兄弟を私は知らない。

汗ばんだ腕に貼り付いていた砂粒大の銀を指ではじく。

地面に落ちた銀はかたつむりに姿を変える。
かたつむりの価値観で生きていく銀の今後を想ってもせんないこと・・

田舎の一本道の街灯がもうすぐ目を覚ます。