
昔、埼玉のあまり高くはない山にテント泊したことがある。
友人と二人で、たぶん・・今頃の季節だったと思う。
登り始めにすでに暗く、頂上からは下の町の夜景が遠くまで見渡せた。
山のてっぺんから見るそれは妙にもの悲しく美しかった。
次の日の朝、目が覚めてテントをかたづけていると、3人組のおじさんが
下から頂上目指して登ってきた。ぼくらは互いに挨拶を交わした。
その中の一人がよかったら飲まないかと自分のテルモスから
熱いほうじ茶をごちそうしてくれた。
朝のキリリとした冷たい空気の中で飲むほうじ茶のうまかったこと・・
体のすみずみまで染み渡るような気がした。
熱いほうじ茶はいつもうまいが、やはり冬が一番だと思う。
そんなわけで今日は中国の子供を眺めつつ目覚めのほうじ茶を飲む。