幽霊ホテル


幽霊船に乗りその島に着いた私は、ピエロのメークをした男の運転する子供用の機関車に乗り
そのホテルに案内された。
ドアをくぐった瞬間になにか違和感を感じてどうにも落ち着かない気持ちになり
なんとはなしにホテルの中を散策してみる。

中は深海のように静かで自分の靴音だけが内部にこだまする、けれど人の気配は濃厚に感じるのだ。
ただ 姿が見えない・・?
そうか!・・ここにいたって初めてこのホテルが幽霊ホテル
であることに私は気が付いた。
幽霊船に乗った時点でこうなることがなぜ予測できなかったのか?
それにしてもこれは少々困ったことになった・・いやまて、ならば人に会わなくてすむということ。
いっそ幽霊と食事をして、酒を飲んだ方が気楽というものだ。
私はなんだか楽しい気分になってきた・・